世界人口 70億人を突破

日本の人口は?

      2011.11.15

 国連人口基金(UNFPA)は、推計による世界の人口が1031日に70億人に達したと発表しました。

 UNFPAはこの日を「歴史的な瞬間」とし、健康で持続可能な世界の実現を関係者に呼びかけるとともに、70億人は単なる数ではなく「人々の問題」と提起し、これらの人々に十分な食糧やエネルギーが行き渡って職業、教育、権利や自由を享受できることが大切であるとの考えを示しています。

 UNFPAの今年度版「世界人口白書」は、「70億の歴史的里程標は成果と挫折と矛盾に満ちている」と指摘。これから先、世界の人口は、2050年には93億人に、さらに2100年までに100億人を突破するものと見られており、国際社会は貧困など様々な課題に真剣に取り組まざるをえなくなっています。

 世界人口が30億人に達したのは1959年、40億人は1974年、50億人突破は1987年、60億人は1999年で、2010年時点には69870万人となっていたのです。このように、50億人から60億人になるのに12年、60億人から70億人までの期間も12年です。

地球に人類が現れてから10億人になるまでには10万年を要したと言われています。

教育の普及、保健基盤の整備や予防接種の推進、貧困や飢餓の克服などの成果がもたらした今回の10億人増の速さが分かろうというものですが、人口増加のスピードが加速されつつあることは容易にうなずけるでしょう。

 世界人口70億人のうち、135410万人の中国が第1、次いでインドが121450万人、米国の3億1760万人、インドネシア2億3250万人と続き、日本は1億2700万人10位となっています。

 中国で1979年に導入された「一人っ子」政策は高度経済成長に欠かせない政策となりましたが、中国の人口は依然として増加傾向にあるものの増加率は低下し始めており、2015年にはマイナスに転じ、今後は少子高齢化問題に直面するであろうと言われています。

第2位のインドは、毎分51人ずつ増えて2021年には14億人に達して中国を追い抜くものと推計されています。識字率や教育の高いインド南部では出生率が低く、非識字率が高い北部では高いという「南北差」は、象徴的な現象として対応が迫られている課題となっています。

一方わが国の人口は、今年の2月25日に閣議決定された国勢調査速報値によると「1億28056026人」で増加率は0.2%と前回の0.7%を下回り、調査開始以来最低の伸び率となったことが判明しています。

1月1日付けの人口動態統計10年度の年間推計値)によると、人口減少幅は戦後最大の12万3千人に上り、初めて10万人を突破しただけではなく減少幅が拡大していることも分かっているのです。

国立社会保障・人口問題研究所の将来推計は、2055年の日本の総人口は4000万人近く減少して8993万人になるのではないかとの見通しを立てているのです。