えっ 温暖化のせいで豪雪 ?

                                                                                  2012.2.28

  2月初旬の大雪は記録破りとなりました。

気象庁の発表によると、2日の未明には、気温観測のアメダス(地域気象観測システム) 927地点中9割を超す874地点で最低気温が氷点下の「冬日」となり、さらには東北から九州にかけての計38地点で観測史上最低の気温が記録されたということです。

厳しい寒気の原因としては、「ラニーニャ現象」の影響が指摘されています。

ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖の太平洋赤道海域の海水温が下がる一方、フィリピンやインドネシア周辺に温かい海水が蓄積されて大気の対流活動が活発化する現象のことで、以前から日本に厳冬をもたらす原因の一つとされています。

ラニーニャ現象によって、西から東に流れる偏西風(亜熱帯ジェット気流) が北に押し上げられる形で南に蛇行し、また、別の偏西風である「寒帯前線ジェット気流」も南下してこれに合流、その風の流れに伴って北と西から寒気が呼び込まれたものと推定されています。

ラニーニャ現象は、数年に一度程度起こるとされていますが、今回は昨年の6月頃に発生したのだそうで、今後数ヶ月は続くものと予測されていますが、WMO(世界気象機関) の分析によると、今回のラニーニャ現象は過去最大級ということです。

更には、ベーリング海で発生した「ブロッキング高気圧」が弱まって寒気の抑えが効かなくなった結果、シベリア付近からの強い寒気が南下して西太平洋の寒さを強めているのではないかと見られています。

ここまでは素人でもなんとなく分かる話なのですが、これ程の寒気。温暖化、温暖化と問題視していたあの騒ぎはなんだったのでしょう ? 

海洋研究開発機構が2月1日に発表した見解では、今年の豪雪は地球温暖化のせいではないかというから驚きです。

温暖化が進むと北極海の氷が少なくなり、低気圧の進路が変わって日本近くに寒気が入りやすくなって、時として豪雪をもたらすことが判明したというのです。北極海の氷の減少によって、通常はシベリア沿岸を東向きに進む低気圧の進路が北寄りになって沿岸を離れ、気圧配置への影響がシベリア域に寒気を呼び込む結果、日本に寒冷化を引き起こすのだと説明されています。