なでしこジャパン 深夜の攻防

寝不足加速

                                                 2012.8.7

ロンドンオリンピックも佳境を迎え、7日のサッカー女子では、なでしこジャパンが難敵フランスを相手に2−1でこれを倒し、金メダルに大手をかけました。9日午後7時45分(日本時間10日午前3時45分)のアメリカとの決勝戦での勝利を確信したいところです。

終了の笛が鳴る最後の最後まではらはらドキドキの深夜の攻防に、見始めたからには寝るわけにはいかず寝不足で仕事も思うように手がつかないという人もおられることでしょう。

 

現地ロンドンはともかくとして、わが国ではオールジャパンの思わぬ活躍に大いに盛り上がっているのは予想外と言えばお叱りを受けるかも知れません。

電通総研は、オリンピック関連の日本国内での消費経済波及効果について、直接的な消費押し上げ効果は3,687億円と推計、付随して発生する影響や効果も加味すれば、中期的にはその約2.18倍の総計8,037億円と予測しています。

オリンピックが、低迷する消費の起爆剤のなるのではという期待も膨らむばかりです。

 

しかし、ロンドン五輪の盛り上がりもいい事ずくめとはいかず、寝不足に伴う経済損失も馬鹿にならないのではないかという意見も見られます。

産経新聞の報道(8月3日付)によると、日本大学医学部の内山真教授の算出のように、寝不足が国内経済に及ぼす影響額は年間約3兆5千億円の損失に上り、今回の五輪開催中の17日間(7/27812)も損失額を押し上げることになるというマイナス影響を指摘する声も見られます。

にわかには信じがたいような話ですが、眠気があるときの作業効率が通常より4割低下すると推計され、これに内閣府などがまとめている1人あたりの年間所得を掛け合わせて算出された国全体の経済損失額なんだそうです。

このような経済的損失ばかりではなく、睡眠不足が急性心筋梗塞の発症リスクを増大させるのではないかという健康面での影響も無視できないようです。

今回のような一時的な睡眠不足だけなら問題にはならないとしても、常習的な不眠症が急性心筋梗塞の発症リスクを1.31.5倍と僅かながら増大させるというノルウェーでの研究結果もみられます。

入眠障害、睡眠維持困難、非回復性睡眠のいずれでも、症状の重さに比例して心筋梗塞のリスクが高まることが認められたそうです。

激戦の興奮と寝不足が重なれば・・・・・?