鎮魂 ! 東日本大震災 2

                                                                 2013.3.12

 戦後最悪の大災害となった東日本大震災は3月11日で発生から2年を迎えました。

死者1万5881行方不明者2668人に震災関連死を含めると2万人以上の方が犠牲になるという悲惨な被害を生む結果となったのです。

 この日、被災地では、地震発生時の午後2時46分に黙祷がささげられ、終日、犠牲者を追悼する祈りに包まれました。

建物の崩壊と圧死などで未曾有の犠牲者6434人を出した阪神・淡路大震災と比較しても、桁違いの死者となったのも、『大津波』という想定外の襲撃に流された方が多数おられたことが、この数字の差につながったことは色々な解説が示している通りでしょう。

 東京電力福島第1原発事故に見舞われたうえ放射性物質を取り除く除染が遅れ、県内外に避難した住民の帰還が遅々として進んでいない福島県 (5万7135人の県外避難者 )をはじめとして避難者は315196に上り、その帰還のメドも立たず、みなし仮設住宅(民間賃貸住宅を借り上げて震災の被災者の仮設住宅とするもの) も打ち切られるケースも今後は増えて、これから路頭に迷う家族が後を絶たないという懸念が強くなっているようです。

 復興の足かせとなっているガレキも、岩手、宮城、福島の3県で発生した推計1628万dのうち5割近くの処理は終了したとされていますが、ガレキ処理をめぐっては受け入れに反対する住民との軋轢に難渋する自治体も少なくなく、挙国一致体勢がとれるかどうか、まさしく政治力そのものが問われている感があります。

ガレキ処理の問題は時間が解決してくれるでしょうが、原発再稼働については、民主党政権が掲げた2030年代に原発ゼロ」目標を見直すとする安倍晋三首相の意気込みを指示する意見も次第に膨らんで、予断を許さない状況となっています。

1月30日に全容が明らかにされた「原子力規制委員会による原発の安全基準」は、各原発の安全対策に大きな影響を与えることは避けられず、再稼働をめぐっての熾烈な論争が続くことになりそうです。

ただ、原発再稼働容認派が50%を超えたという世論調査もあることから、地元住民の理解が得られるようなら再稼働に同意するという自治体も少なくないと予想されます。今はまだ原発アレルギーが強いだけに拙速な再稼働はないものと思われるものの、日本人は熱しやすく冷めやすいだけに、そのうち再稼働をめぐる国民の熱気も萎むであろうという再稼働賛成派の思惑通りにはならないように、放射性廃棄物の処理問題や核燃料サイクルの展望を含め、安全な原発の可能性の有無についての国民的議論を続けて欲しいものです。