記録的猛暑とゲリラ豪雨、竜巻のトリプルパンチ!

      2013.9.3

 810日、全国的に気温が上昇し、高知県四万十市では4日連続で40度以上、12日午後1時半には、ついに国内観測史上最高の41.0を記録しました。

8月1120日の平均気温は全国的に平年を2度以上上回り、東日本、西日本とも統計史上1位の暑さだったことが分かっています。

猛暑に翻弄された日本は、35度以上の猛暑日が295地点と史上最多の最高気温を記録しました(8月11日、各紙)。

地球温暖化は、人間活動によってもたらされたCO2上昇による可能性が極めて高く(95%以上の確率)、現在も進行中の海水面上昇は、今世紀末には現在よりも最大81aも上昇する可能性があると予測されているそうです(IPCC気候変動に関する政府間パネル)。

地球温暖化による海水温の上昇、太平洋高気圧と蒙古高気圧のダブルパンチ、更には、ジェット気流の蛇行によって高気圧が停滞しやすいことも異常高温の背景にあるようです。

猛暑の理由や理屈はともかくとして、来年はもっと猛暑になるという観測もあると聞かされると、なおさらウンザリした気分になってしまいます。

暑さの一方、西日本の降水量の方は平年の5%で史上最少だったことが裏付けられています。例年より早い梅雨明けと太平洋高気圧が通常より西に留まっていることが少雨の原因と考えられていました。

各地のダムでは貯水量の減少から平年の30%を割り込む所もみられ、一部の水系では取水制限が実施されています。一方、北日本の降水量は平年比129%、沖縄は119%と多く、極端な地域差と共に、ゲリラ豪雨のすぐ隣りは晴天という奇妙な光景も多発しています。

 西日本では、雨が少ない悩みをかこっている傍から、8月25日には、前線が南下して大気の状態が不安定となり、各地で記録的な大雨になりました。大阪も広範囲で道路が冠水したり、地下街に浸水したりで散々な目に遭うことになったのです。

 

 猛暑とゲリラ豪雨の隙をついて、9月2日には埼玉県越谷市と千葉県野田市などで竜巻とみられる突風に煽られ(気象庁は9月3日、竜巻と断定)、少なくとも67人が重軽傷を負ったというのです。停電は埼玉県で2万7千世帯、野田市でも8500世帯に及び、気象台は「竜巻注意報」を出して警戒を呼びかける事態となりました。

 この激しい竜巻は、積乱雲「スーパーセル」が発生した結果だと気象庁は説明しています。

 注意情報は、総務省消防庁の全国瞬時警報システム(J-ALERT)を通じて県などに伝達される仕組みになっているそうですが、「瞬時」とは何か、課題の残る事件になりました。今年の夏はまさに「異常気象」オンパレード、なんとかこのへんで打ち上げにしてほしいものです。