鬼に笑われても

                                                                            2013.12.24

例年になく見事な紅葉もほぼ散り果て、今年もあと1週間を残すだけとなりました。

東日本大震災から2年半が経過しましたが、震災の風化が危惧されるのも厳然たる事実です。福島第一原発事故に伴う避難生活の長期化、或いは中間貯蔵施設などの用地のための国有化が示唆されるなか、帰りたくとも帰れず古里がますます遠のく福島の人々、1600人を上回る震災関連死、深まる孤立感、これら無念の想いは想像を絶するものがあります。

少子高齢社会の進展

国の借金残高1000兆円突破(1人あたり約792万円)、年金問題をはじめ、わが国の政治や財政を歪めているのはこのいびつな人口構成に起因していることは疑う余地はありません。

昨年の出少数は過去最低の1029433人、死亡者数は1255551人であったため、今年3月末時点の人口動態調査による全国の人口は、前年同期より266004人も減少し、減少数・率とも過去最高となりました。

敬老の日の厚生労働省の発表では、全国の100歳以上の高齢者は、過去最多の54397に達し、43年連続して前年比増、長寿社会を映していると表現されています。このうち男性は6791人で、女性が87.9%の4万7605人を止めるということで、やはり女性の逞しさが際立つ感を強くします(9月13日、各紙)。

また2013年度に100歳になった人となる人を合わせると2万8169 人になるそうですから、来年は更にこの傾向が加速する可能性すら高くなることは間違いなさそうです。

平均寿命も男性7994歳、女性86.41歳と男女とも前年を上回り、女性は01年以来2年ぶりに世界一に、男性も過去最高を更新し、「まだ延びる可能性がある」というのが厚労省の見解だそうです。(7月26日、各紙)

育休3年の評価はともかくとして、未婚率の上昇、非正規雇用の増加、待機児童の問題など多くの課題を抱える中、「子供をもてる社会」の構築に向けて限られた予算にどう優先順位をつけ、子育て支援につなげるのかが問われる1年になりそうです。