成人の日を迎えて

                                                                  2014..14

  昨日13日は「成人の日」。この日をもって大人の仲間入りをした新成人の数は121万人で、昭和43年に統計を取り始めて以来の最少記録を更新したとのことです。

 毎年、厚労省は1月1日付けの人口動態統計を公表していますが、これによると、2013年の年間推計値は、2013年の出少数が1031000人で12年確定値より6千人少ない過去最低を更新。一方、死亡数は前年より1万9千人多い127万5千人と、少産多死の傾向が一段と鮮明になっています。従って、人口の自然減は24万4千人と3年連続20万人台で、過去最大になったと推計されています。

 新成人に対する評価は分かれるところですが、街頭でのインタビュー映像などを視ると、意外としっかりした考えと主張の持ち主が多いことが分かります。

少子化の進行で若者の負担が徐々に増え、将来に対して明るい希望の持てない若い世代が膨れるものと見られていますが、「基礎年金」の加入期間が現行の40年から45年に延長されるという厚労省案が分かったと報じられています(1月11日、産経)。

 今のままの年金設計では、現在40代以下の世代が年金を受ける頃には、基礎年金は月額5万円を割り込む(現在は6.5万円)見通しで、加入期間を延長することによって基礎年金の支え手が増えれば、基礎年金部分の引き下げ期間の延長や下げ幅が大きくなる事態を緩和できることになるというのがその理由だというのです。

このような発想の裏には、@65歳までは原則、雇用の場が確保されていく状況がある、A平均余命の伸びで年金を受ける期間が延びているなどの状況があるという理由が挙げられているようです。

しかし。高年齢の雇用確保が軌道に乗ったといえるのかどうか極めて疑問であり、加入の義務化といっても若い世代は冷めた目で年金制度をみており、それがために国民年金未納率は4年連続4割を超える事態を招いているのではないのでしょうか。