交通機関でのベビーカー

2014..27 

 

 右のマークは今年の3月に国土交通省が定めた          

「ベビーカーの優先スペース」を示す案内マークで            

す。                                 

 バスや電車など公共交通機関にベビーカーを持      

ち込むと周囲から邪魔者扱いされ、親は肩身の狭

い思いをすることが少なくありません。

 特に年配の方の反感が強いようで、自分たちが

子育てしていた頃はベビーカーもエスカレーターも無く、不便な思いをした記憶があるだけに高齢者の不満と被害者意識が強く、小さな子を持つ世代の人と比べてベビーカーに対する寛容度に格差が見られるようです。

 こういった心情は分からないことはないのですが、ベビーカーに載せられている子供たちが大きくなって高齢社会を支えてくれることになるのですから、多少の迷惑には目をつぶる度量が求められるでしょう。

混雑時にベビーカーを折りたたまずに周囲の人を押しのけるように乗車する親を見かけることも少なくありませんが、利用者にも一定の節度が求められることは言うまでもありません。

車いすに準じて公共交通機関にベビーカー用のスペースを設置するとか、女性専用車両と同じようにベビーカー用の車両を設けるなどの配慮も公共交通の運営側に求められる方策でしょう。

先進国では、ベビーカーが乗り込むときに他の乗客が協力したり乗り降りを手伝ったりするのは当たり前にことだそうですが、わが国にはそういった習慣や乗客の姿勢は見られず、こういった背景が無用の軋轢を引き起こす原因となっているようです。

国土交通省は昨年の6月に「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」を設置し、ベビーカー利用のルールやその他必要な事項を中心に協議を進めた結果、既に示したベビーカー・マークを統一することに至ったものです。

外出も出来ないという思いを若い親に抱かせると、子をもつことが更に疎ましいことになり、挙句は少子化が加速されると言う結果につながりかねないのですから、お互い多少の不便は我慢することが自分なりに出来る「少子化対策」と割り切ることが必要なのではないでしょうか。