スマホ狂想曲

「歩きスマホ 規制の足音」  スマホをめぐる諸問題

2014..

 「歩きスマホ 規制の足音」  6月2日の産経新聞の夕刊一面のヘッドラインです。

歩きながら携帯電話を操作するとか、「歩きスマホ」で駅のホームや階段から転落し、時には死に至るなど、さまざまな事故や対策、スマホに関する各種の調査結果が紹介されています。

ある調査では75%の人が「法律や条令での『歩きスマホ』規制が必要である」と回答したのに対して、また別の調査では「必要だと思う」が22.8%にとどまったものの、歩きスマホの経験は86.8にのぼったという結果が示されています。

「歩きスマホの規制から始まるのはおかしい。まずは啓発教育が必要」と意識改革の重要性を指摘する識者の意見も紹介されていますが、教育されないと危険かどうか分からないという神経のほうを問題にすべきではないでしょうか。

 

歩きスマホをしながら横断歩道を無心で歩いている大胆な人など日常茶飯事、現代人の危険を察知する能力のなさを如実に物語っている風景と言えるのではないでしょうか。

どういうことが危険であるか、繰り返し子供に教え込むということは大切な躾けではないかと思われるのですが、大の大人にして歩きスマホの善し悪しを説くというのでは子供のしつなどあったものではないことになります。

幼児の死亡率の1位は「事故」というのが定着してかなり経ちますが、交通事故や転落、ヤケド、ドアにはさまる事故などわれわれの周りにはありとあらゆる危険が潜んでおり、自分の身は自分で守る本能を身に着けるようにすることが親の何よりの役割と言っても言いすぎではないでしょう。

 

また、スマホを出会いや発信のツールとして使う子供も増え、見知らぬ人と「出会う」子、スマホを手放せず生活リズムが崩れてしまった子供などスマホは今や大きな社会問題となっています。

全国の中高生10万人近くが回答したインターネット使用実態に関する厚労省の調査では、「病的な使用」との判定でネット依存が強く疑われる生徒が8.1%に上り、この数字からはネット依存の生徒数を約51万8千人とする研究班の推計も示されています。

ネット依存が強いと昼夜逆転が起こり、睡眠障害などにつながるばかりか、食事が不規則になって栄養が不十分に、また精神面への悪影響も懸念されるという研究班の考えも紹介されています。(2013年8月2日、産経新聞)

同じく昨年9月の毎日新聞は、内閣府による「子供の安全に関する世論調査」の結果を紹介し、「子供がスマホを利用することに『不安を感じる』人が71.9%にのぼること、警察庁の「スマホはインターネットへのアクセスが容易で、犯罪に巻き込まれないように啓発する必要がある」とう意見も紹介しています。