地球温暖化はどこに?

紅葉はサンタクロースとともに

2014.12.9  

  7日、日本列島は強い冬型の気圧配置におおわれ、広い範囲でこの冬一番の厳しい冷え込みとなりました。日本海側や四国の山間部では大雪で孤立状態になった集落もあるようです。

今年は、8月の広島土砂崩壊をはじめ集中豪雨による土砂災害や水害に悩まされる年になりました。天候異変の背景には「地球温暖化」があることは疑う余地のないことで、世界気象機関(WMO)12月3日、今年の世界年平均気温が観測史上最高になる可能性が高く「地球温暖化はとどまることなく続いている」と発表しています。

国連の(IPCC:気象変動に関する政府間パネル)は、人為的な要因で温暖化が進んでおり、「直近80万年で前例のない水準にまで二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスが増えている」と指摘しました。 そのために世界各地で熱波や豪雨、竜巻などの「極端な気象」が頻発していると警告、今世紀末には平均気温が最大4.8℃上昇すると予測しています。(2013928日、日経)

紅葉の見頃 だんだん遅く 今年は『ゆったり』/ 将来はクリスマスに?」という記事が11月9日の産経新聞にのっています。

紅葉は10年あたり3日の割合で遅くなっており、この傾向が続けば、数十年後にはクリスマスシーズンの紅葉も現実味を帯びるかもしれないと地球温暖化の影響に警鐘を鳴らしています。ホワイトクリスマスには胸が躍りますが、紅葉とサンタはそぐわない感がしないでもありません。

冬の訪れを告げる「木枯らし1号」は昨年より8日早かったものの、11月中旬以降は平年より高いというのがシーズン初めの予想で、紅葉の色づきも「ゆったり型」となる可能性も指摘されていたのですが、昨今の寒さと大雪は予想を覆す結果となっています。

温暖化に関する環境省の研究班は3月、最新の影響予測を発表し、今世紀末の日本では平均気温が20世紀末に比べ6度以上上昇し、年間の洪水被害額は20世紀末の約3倍(最大約6800億円)と予測。

 国連の「気象変動に関する政府間パネル(IPCC)も今年2月、7年ぶりに温暖化の報告書を改定して「温暖化は世界に広く影響を与えている」と明記し、各国政府の危機意識が強くなったことを証明したのです。

20世紀後半と比べて4度以上気温が上昇すれば、世界的な食糧不足を招きかねないばかりか、大都市での深刻な洪水被害、異常気象によるインフラ破壊、熱波による健康被害など主要8リスクを予測しており、「温暖化が人間の生存そのものに関わる」ことを指摘しています。

 さらに4月、IPCCは「産業革命後の気温上昇を2度未満に抑える国際目標を達成するには、CO2(二酸化炭素)などの温室効果ガス排出量を今世紀末までに世界全体で「ほぼゼロがそれ以下」に抑える必要があるとする報告書を公表しました。

 この報告書の中で、再生可能エネルギーや原発などの低炭素エネルギーを50年までに3〜4倍に増やすことが必要としつつも、原発のリスクにも言及。

日本でも、原発再稼働とエネルギー政策を巡る論争は衆院選の大きな争点になってはいるものの政争の具化し、全国10電力会社の年4兆円近い燃料費(25年度は総額7兆7310億円)プラス分や、核のゴミの最終処分問題の見通しもないまま選挙は終盤にさしかかろうとしています。