車内へのベビーカー乗車に対する理解度

2015.2.3

 

 日本民営鉄道協会(東京都)による「駅と電車内の迷惑行為ランキング」の調査結果が2月24日の毎日新聞夕刊に載っています。

 記事によれば、「混雑した車内へのベビーカー乗車」が、前年度比1.6%増の19.5%で全15項目中第7位、この項目が設けられた09年度以降の最高値だったそうです。

 これを男女別にみると、女性が2.8?増の30.2%、男性は1.2?増の16.5%と、過去5回とも女性が男性を上回ったそうです。女性の厳しい(?)見方について「昔は電車などでは抱っこひもを使っていた」とか、「若い女性にも子育ての現状が伝わっていない」からという識者の分析が紹介されていますが、女性のこのような感性をもっと分析する必要がありそうです。

 国交省などの協議会は昨年3月、電車やバスで折り畳まずに乗れるルールをまとめて優先スペースを示す統一マークを作製、5月にはPRキャンペーンを展開したことも報道されていますが、これは余り見かける機会もなくアナウンス不足は否めないところでしょう。

 ちなみにこの調査の第1位は、「騒々しい会話、はしゃぎまわりなど」(33.2%)、座席の座り方(31.7%)、乗降時のマナー(27.9%)、携帯電話・スマートフォンの着信音や通話(24.7%)、ヘッドホンからの音漏れ(24.5%)、の順で、第6位「荷物の持ち方-置き方」に次いで「ベビーカー」がランクインしているのです。

この記事は「地道に啓発を続け、ベビーカーの使用者にも周囲への配慮を求める必要がある」という感想で締めくくられているのですが、調査項目のすべてが本人のちょっとした気配りで周囲の乗客に不愉快な思いをさせないで済むものばかりです。

配慮は必要だとしてもベビーカーのスペースの関係で限界があるのは仕方のないことで、周囲の乗客が周りの空間を空ける努力をするなりの協力を惜しまないことも必要でしょう。

 とは言え、なぜそこまで協力しないといけないのと思う人も多いでしょうから、小さな子供をもった親が外出しづらい風潮や、こんなストレスがかかるようなら子供を産むのを控えようということで、少子化が進むのも仕方がないのかも知れません。その結果責任は誰が負うことになるのでしょうか?