台風と異常気象のダブルパンチ

2015.7.21

  台風11号による大雨の長期化でJR西日本はマヒ状態となり、30万人超に影響が出たということです。その後台風は勢力を弱めつつ西日本を縦断し、日本海に抜けてからは熱帯低気圧となって本土から遠ざかりました。

記録的豪雨で多数の死者を出した昨年8月の広島土砂災害の記憶も冷めやらぬ中、台風の余波で各地に河川の氾濫など豪雨の被害を残しています。

わが国の台風多発だけではなく、2005年に米国南部を襲った巨大ハリケーン「カトリーナ」、アフリカの干ばつをはじめ世界各地の異常気象の背景には「エルニーニョ現象」と「地球温暖化」の影響が重なっている可能性が指摘されています。

「エルニーニョ現象」は、ペルー沖など東太平洋の赤道付近の海水温が上昇し、それによって上昇気流が生まれて北半球の偏西風の蛇行が誘発されて各地の異常気象の基となると考えられています。

「エルニーニョ」とはスペイン語で「神の子」の意味で、クリスマスの時期に現れやすいことからつれられた名称だそうです。

 地球温暖化がこのまま進むとすれば北極の氷は減り続けて、従来は70年夏とされていた予想に反して40年の夏にはほぼ消滅すると考えられています。温暖化は海水面の上昇や食糧収穫量の減少のみならず、熱帯域の感染症にかかる危険性を拡大することになるとみられています。