ハラスメント おおはやり?

世はハラスメント時代か

2015.8.25

 

セクハラ(セクシャル・ハラスメント)、パワハラ(パワー・ハラスメント)、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)、マタハラ(マタニティ・ハラスメント)、スメハラ(スメル・ハラスメント)・・・・

ざっと取り上げても数種以上、最近新聞などを賑わわせているこれらの言葉、「嫌がらせやいじめを意味するハラスメント」は全部でその数30種類。ナンデモハラスメントの感が無きにしもあらずですが、セクハラはともかく、「…ハラ」と聞かされても何のことやらさっぱりという造語が氾濫しています。

 妊娠や出産を機にいやがらせを受けたり、降格・解雇、退職せざるを得ない状況に追い込む「マタハラ(マタニティ・ハラスメント)」は、男女雇用機会均等法9条を初めとする労働法制でも禁止されている不法行為なのです。

女性の活用を政策の重要な柱とする安倍首相がマタハラ根絶を表明したのを受けて、厚労省は新たな法制化の検討を始めているようです。

 では「オワハラ」とはどういうものか、即答できる方は少ないのではないでしょうか。

就職活動の短期化を目指す政府の要請を受け、大学生らを対象にした大手企業の採用活動が例年より4か月繰り下げられて「8月1日」に解禁されました。

経団連傘下の加盟企業はこの新ルールを遵守するとしても、中小企業や外資系などは、先手必勝とばかりに会社説明会や面接を先行させたせいもあってか、来春卒予定者の内定率は7月1日時点で49.6%に達しているそうです8.1毎日)。ちなみに今春卒業した大学生の就職率は4月1日時点で96.7%、景気回復を裏付ける企業の採用意欲の高まりを反映し、4年連続で上昇しています。

大手より早く内定を出した中小などが、大手企業を目指して更に「就活」を続けようとする学生に「待った」をかけるのが「就活終われハラスメント(オワハラ)」なんだそうです。パワハラの一種なのでしょうが、早期内定を出す交換条件に以後の就職活動を禁止する例などが目立つのだそうです。

 「就活は入学時点から」が最近の大学生活の本流だそうで、4年間就職活動に励んだ成果がここに結実するということになります。全国主要企業100社を対象にした2016年春入社の新卒採用計画調査によると、業績好調を背景に採用増の企業が4割超。就活短期化とは掛け声倒れの就活の長期化、大学生活は「就職活動期」へと変貌し、学業への支障も指摘されています。78日、毎日)