女性活力の反映? 「女子の体力最高」

2015.12.15  

 「すべての女性が輝く社会」

「女性活躍推進法」が成立し、安倍政権は「女性の活躍」を謳い文句に、新規採用や管理職に占める女性の比率などについて数値目標を公表させ、女性の起用努力を義務づけることになりました。

 しかし、男性の育児休業取得率の低さなどを見ても、育児や家事の負担が女性だけに集中する現状では、『20年までに社会のあらゆる分野で指導的地位に占める女性の比率を30に』という目標達成は絶望的と言わざるを得ないでしょう。

 スポーツ庁は1211日、全国の小学5年生と中学2年生を対象にした2015年度の「全国体力・運動習慣等調査(全国体力テスト)」の結果を公表しました。50b走や反復横跳びなど8種目の体力合計点では、女子は小中とも過去最高でしたが、男子は過去最低の結果に終わったそうです(1212日、各紙)。

 運動やスポーツが「好き」と答えた女子も増加傾向が見られ、「運動嫌いや運動習慣のない女子に対する取り組みが功を奏したのではないか」との分析もあり、女子の躍進は努力の結果と見られています。ただ低い水準が少し底上げされただけの話で、更なる努力が求められることになります。

 一方、握力とボール投げの全国平均は、小中の男女とも08年以降で最低、「日常生活で重い物を持ったり、力を入れてひねったりする経験かが減っている」からとの見方もあるようです。

 「スポーツ基本計画」が平成243月に策定され、「今後10年以内に子供の体力が昭和60年ごろの水準を上回ること」という目標が掲げられたのですが、子供の体力が15年間で着実に向上しているとはいえ、昭和60年の水準には程遠く、文科省でも、「東京五輪開催を見据え、スポーツ機会の拡充などに取り組みたい」という抱負を示しています。