紅葉の見頃 クリスマスに?

史上最も暑い年 2015年も終幕

2015.12.29  

 北陸新幹線長野―金沢開業や日本人のノーベル賞受賞などの目出度い話題の一方、鬼怒川決壊、各地のゲリラ豪雨被害、台風による洪水や土砂くずれなど悲壮な自然災害が度重なった2015年も静かに幕を閉じるようとしています。

今年もあと二日を残すだけとなりました。1年間お付き合い頂いたことに感謝致したいと思います。

「紅葉の見頃 クリスマスに?は、1216日の産経新聞夕刊の奇妙な記事の標題です。

 この記事によると、日本の平均気温は世界平均を上回るペースで上昇しており、「2050年には京都の紅葉の見ごろがクリスマスの時期になる」と予測する専門家がいることも紹介されています。さらに、「東京で最高気温40度超、真夏日連続50日以上、熱中症死者6500人」との予測や、「猛暑が10月中旬まで続き」、「現在より夏が1カ月長くなる」ことも紹介されています。

 地球温暖化への危機感は世界中でつのるばかりですが、平成23年に発生した紀伊半島豪雨、平成25年の台風26号豪雨による東京・伊豆大島の土石流被害、昨年8月の広島市での豪雨土砂災害、今年9月の関東記録的豪雨による鬼怒川決壊と、毎年のように異常気象が頻発し、この背景に地球温暖化があることは疑いようのない現実なのです。

 大災害の模様をテレビで見ても他人事のようにしか映らない人も少なくないでしょうが明日はわが身、温暖化が世界経済の波乱要因となり、農産物の適地が変わったり、熱帯の病気が日本国内に侵入してくる恐れがあるなど、地球温暖化の深刻な影響が誰の身近にも迫りつつあることは疑いようのないことです。

 今年は「史上最も暑い年」と言われていますが、24日のニューヨークにおける日中の最高気温は22度に達し、米観測史上最も暖かいクリスマスイブとなったというニュースも見られました26日、日経夕刊)

 パリで開かれたCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)は、2020年以降の温室効果ガス排出削減の新枠組みを定めた「パリ協定」を採択しました。パリ協定では、COP21に加盟する196ヶ国・地域すべてが、各国の状況に応じて自主的削減目標を策定し、国内対策を実施することを義務づけたのです。

 1997年に採択された「京都議定書」は、先進国にのみ温室効果ガスの排出削減を義務づけたものですが、これに代わる新しい国際ルールとして、温暖化の阻止へ世界が歴史的な一歩を踏み出した画期的な出来事と評価されています。