波乱の申年の幕開け

あけまししておめでとうございます

2016.1.12

 正月は激動の申年を予感させる平穏とは言いがたい幕明けとなりました。

皆さまはご健勝に新年をお迎えになったことと存じます、本年もお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。

中国やロシアの景気が想定以上に落ち込み、原油先物相場の急落なども手伝って世界金融市場の混乱から世界経済は急減速するのではないかという事態になりました。 

世界経済ばかりではなく北朝鮮の核実験や、サウジアラビアとイランの国交断絶に象徴されるきな臭い中東情勢を引き金に世界各国の株安が進行、その余波で東京株式市場も下落に歯止めがかからず、21年ぶりに年初の取引から5日続落するという局面に遭遇することになりました。

こういった暗いニュースばかりではなく、100万人の大台割れが懸念されていた15年の出生数が100万8千人(人口動態推計値)と、5年ぶりに増える見通しになったことや、爆買いに象徴される訪日外国人(インバウンド)の急増の恩恵もあって日本経済に追い風が吹くなど、明るい兆しがない訳ではないようです。

出生増は、子育て環境の整備促進が影響したこともあって、30歳代前半の出産増が寄与したのではという分析もあるようですが、死亡数が出生数より多い「人口の自然減」は9年連続となり、本格的な人口減少社会の到来は避けられない状況です。

高齢化や医療技術の高度化などの影響で、医療費は12年連続で過去最高を更新、2014年度の医療費は初めて40兆円を超えたのではないかという見通しが公表されました(昨年9月)が、少子高齢化に歯止めがかからないようだと財政の更なる破たんが待ち構えることになりかねないでしょう。

激しいおう吐や下痢を引き起こす「GU・17」という新しい型のノロウイルスが急増しているというニュースが昨年9月に発表され、秋から冬にかけて感染性胃腸炎が大流行するのではないかと危惧された今シーズンですが、今のところ爆発的というほどの流行もみられず、インフルエンザの大流行もなく、比較的平穏な1月と言えるのではないでしょうか。