感動と興奮のなかに リオ・オリンピツク閉幕!

“SEE YOU IN TOKYO” 56年ぶり東京オリンピック 大丈夫?

2016.8.23


 「新しい世界 (A New World)」、を大会スローガンに、環境保護を理念とした南米初のリオデジャネイロ・オリンピックは21日に閉幕しました。

経済不安、施設整備の遅れ、治安問題にジカ熱感染の危惧など様々な懸念がもたれながらも大過なく終了。日本選手の活躍は目覚ましく、金メダル12個をはじめ史上最多41個のメダルを獲得した快挙には感慨深いものがあります。

今回の好成績の要因については様々に分析されているようですが、諸外国に比べても急速に進んでいる少子化で競技人口などの底辺が減っている点を考えると、メダルの数が増えたことは驚きです。

補強費など経済的支援を含む強化策、テニスの錦織に象徴される少年時代からの英才教育、ジュニア育成、コーチ・指導システムの整備、堪えがたいような特訓などが功を奏したのでしょう、4年後の東京オリンピックが楽しみです。

 「祖国のため」を口にする各国のアスリートが少なくなかったのも、若い世代中心の大会だけに不思議な気もします。

 暑熱対策、車の渋滞、オリンピック関連予算などとともに、「受動喫煙防止策の強化」東京五輪・パラリンピックにとって大きな難題の一つでもあります。

 オリンピックはスポーツの祭典であり、健康的な環境下に行われることが重要で、JOC(国際オリンピック委員会)禁煙方針を採択して会場の禁煙化とともに、タバコ産業のスポンサーシップを拒否してきたという経緯があります。

事実、リオデジャネイロを含め1988年以降のオリンピック開催都市では全て受動喫煙防止条例が制定され、文字通りたばこフリーオリンピック」です。

 諸外国では、受動喫煙への暴露防止の観点から公共(室内)での喫煙が制限されており、レストランなどでも喫煙できるわが国のような環境は例外的とされています。現在、受動喫煙防止条例は神奈川県と兵庫県にしかありませんが、今後、東京でも制定されるかどうか注目の的になることと思われます。

 日本もWHO(世界保健機関)03年に採択した「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)を批准はしているものの、条約がうたう「包括的及び効果的な措置」を採ることが出来るかどうかが問われることになります。

 今後、たばこ業界や客離れを心配する飲食店の反発をいかに抑えるかが課題になるでしょうが、受動喫煙の心配から喫煙の可能な店を敬遠している家族連れや客が少なくないことも忘れないでいてほしいものです。