整理整頓 あと片付けはできますか ?

2017.4.4

 読んだ絵本はほったらかし、遊んだ後のおもちゃはそのまま、あと片付けや整理が苦手な子をもつとお母さんの悩みは深刻です。叱っても、翌日は元の木阿弥というのが常、素直に聞く子の方が珍しいくらいで、「片づけなさいは禁句」とも言われています。

 整理整頓は子供の時から身に着けさせるべき大事な作法の一つです。

 どんなに散らかっていても、子供は不快とは感じませんから後片付けの動機は期待できず、片付けの上手下手は親の姿勢としつけ次第ということになります。整理整頓、物事を順序立てて考える力を備えている子は片付け上手で、学校の成績も良いと言われていますから、手際よく片付けて収納する整理術を教えるのが手っ取り早い方法になるでしょう。

 その日に使ったものの後片付けも大変ですが、4月は新学期、それまで使っていた登園用具、所持品、ドリルの一部などは整理することになります。

置いておいても将来使う見込みのない物は、余程思い出深いものでない限り思い切って処分してしまうのが整理の基本ですし、思い出にこだわるのはゴミ山の元です。

 整理術の指南本も書店の店先にあふれていますが、もったいないと思う気持ちを捨ててそのように教え込むことが何よりの躾というものでしょう。子は親の背を見て育つといいますから整理下手の親に育てられた子供は同じ轍をふむということになりかねず、親にはまず自分が見本を示す姿勢が求められます。

 「片づけなさい」と頭ごなしに叱るのではなく、親も初めは片付けを手伝いがてら、どちらが上手に整理するか、どちらが速く片付けるかを競うようなお片付けゲームを採りいれて子供の興味をひくなど、後片付けが負担ではなく楽しい作業になるような工夫も必要でしょう。

 叱るといえば、2015年版「子ども・若者白書」によると、「お母さんは口うるさい」と答えた小中学生は39.2%で、06年の前回調査に比べて10.7%も減ったというように、「ガミガミ母ちゃん」が減ってきている事実が示されています。

寛容になったのか子の行動に無関心になったのか分からない結果ですが、万事に甘くなった現実を認めないわけにはいかないようです。