寒波襲来! この寒さはナニでしょう?

2018.2.20

 

 地球温暖化どこ吹く風、繰り返し押し寄せる厳しい寒波で北陸や北日本は記録的な大雪となりました。立ち往生する自動車や除雪中にケガをする人などが続出し陸の孤島化した地域もありましたが、ここ数日は幾分和らいだ日和です。

IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は、温暖化は人間活動によるCO2(二酸化炭素)など温暖化ガス排出にあると断定していますが、複雑な気候変動の仕組みの全容解明とは程遠いようです。

 政府は201510月に、地球温暖化で生じる被害の軽減策をまとめた「適応計画」案を公表し、温室効果ガスの排出削減と温暖化対策を示して、高温に強い農作物の品種開発や洪水への備えなど、今後10年間に政府が取り組む7分野76項目の対策を示しました。 一方、トランプ米大統領が離脱を表明した「パリ協定」、日本は2030年に13年比で26%CO削減目標を公約しているのですが、京都議定書でいう6%削減さえ青息吐息の達成であったことを振り返れば、26%削減は余りにも無謀な数字と言えるのではないでしょうか。

水害や局地的豪雨による土砂災害は世界各地で毎年のように発生、温暖化が進んで今世紀末に平均気温が最大で4.4℃上昇する事態になれば、洪水を引き起こすような大雨がさらに増えると予測されています

過去の気候変動を基に未来の変動を予測する「古気象学」という研究分野があるそうで、この研究によれば、世界の気候は一様ではなく、地域によって異なることが実証されています。しかし現在の気候変動も偏西風などの影響で地域的な多様性が長期間続く可能性は残るとも考えられているようです。

 古気候を振り返ると、地球の気候は千年程度から数十万年までの多様な周期で変化を繰り返し、気候の激変もたびたびで、温暖化ガス濃度が低かったのに現代と同じか、それ以上に暖かかった時期が何度もあったというのです。

 人類が農耕を始めた約8千年前から寒暖のパターンが崩れて温暖化傾向が顕われ始めており、それ以前、CO2 (二酸化炭素)は約8千年前から、メタンは約5千年前から増え出したことが分かっていて、農耕温暖化説によれば、人類が気候を変えたのは産業革命よりはるか昔だったかもしれないというのです。

 太陽活動が低下しているために異常気象が起こりやすくなり、それから「小氷期」に向かうというのが太陽物理学者の定説だそうですが、逆に、「黒点活動」と関連性の強い「フレア」(太陽表面での大爆発現象)が昨年9月に起きており、さらに大きなフレア(スーパーフレア) が発生する可能性すら示唆されています。