麻しんの流行が広がっています


麻しんの流行は首都圏を中心にさらに広がりを見せ、関西をはじめ全国に飛び火し始めたようです。

早稲田大学が5月21日から29日まで学部・大学院の休講とキャンパス内への立ち入り禁止を、慶応大学でも26日午後から6月1日まで三田、日吉など4キャンバスで休講や立ち入り禁止措置が採られたと報じられています。

注目の東京六大学野球・早慶戦は6月2、3日に実施されるということですが、無理をしてでも応援に訪れるファンは大勢いる筈ですから、その中に麻しん患者が紛れ込んでいるとしたら、免疫のない感染者の中で爆発的に広がる可能性もなきにしもあらずでしょう。

麻しん(単抗原)ワクチンの需要の高まりによりワクチン在庫が逼迫し品不足となってきたため、厚生労働省は5月18日に、「麻しん予防接種は必要と考えられる者を優先し、的確かつ円滑に行えるように努めるべき」という通達を出しました。

接種が必要な人の選別には、地域の麻しん流行状況なども考慮に入れ、非流行地域では、定期予防接種以外の麻しんワクチン接種を行う場合には対象者の抗体検査などを実施したうえで免疫のない人を優先するという考え方が示されています。

ところが抗体検査依頼が殺到したため検査試薬の不足を来たし、どの検査会社でも28日までには検査が全面的に中断されるという事態に至っています。

ないないづくしで八方塞りの感が強くなってきた麻しん騒動ですが、抗体検査を受けて例え現在は抗体が残っているとしても5年後、10年後の免疫状態の保証にはならないことですから、1回しか接種をしていない人は、いずれ接種の必要な時期が来ることは明白でしょう。

MRワクチンの払底も時間の問題と予想されるところから、感染の可能性の高い人は、今のうちにMRワクチンの接種を受けるのがベターと言えましょう。


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