こんにゃくゼリー 大丈夫ですか?

幼児やお年寄りが、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡する事故が相次いでいるようです。

84年に初めてこんにゃくゼリーが発売され、市販量の増加とともに90年代には窒息事故が多発したのをきっかけに、その危険性は随分前から叫ばれていたのですが、相変わらず窒息事故が後を絶ちません。

新聞報道によると、95年以降の死亡例は計14人に上るということです。

このような状況に照らして、国民生活センターでも、6月時点で店頭販売されている2372製品の一口サイズのゼリーの硬さと弾力性のテストを行っています。

10年前の97年と比べて、@全般的に表面が硬く、弾力性の強い製品が多くなり、A97年時の最硬のものの倍以上も硬い製品も見受けられ、B「小さな子どもには食べさせないように」との注意表示が必要とする約束が6割以上の製品で守られていなかったこと等が明らかにされています。

こんにゃくゼリーの危険性が、世のお母さん方に広く十分には認識されず、業界の申し合わせもきっちりとは守られて来なかった点に最も大きな問題があると思われますが、新聞やテレビの報道くらいではあまねく知れ渡るという訳にはいかないのかも知れません。

毎年新年になると、お年寄りが餅を咽喉(のど)につめて命を落としたという類の報道がみられます。餅にかぎらず、プリンプリン感の強いこんにゃくゼリーなどは、ほお張らないようにしなければなりませんが、凍らせたりすると余計に硬くなる傾向があるようですから注意が必要でしょう。

小さな玩具や錠剤など、子どもの口の大きさより小さなものを身の回りに置くことの危険性は言うまでもありませんが、ピーナッツやピーナッツ入りのチョコレート類などを誤嚥して気管に入ってしまうと、それを取り出すことは並みたいていではありません。気管支内でふやけて膨張するため、取り出すには特殊な技術とスタッフを必要とします。咽喉に詰まるほどの大きさでなくても安心はできないのです。

落ち着いて食べている時はいいのですが、あわてて食べたり、兄弟がちょっかいを出したためにそれに気をとられてとか、暴れながら食べていてとかいった時に咽喉につめやすいようです。こんにゃくゼリーや大きめのアメやピーナッツ菓子などは初めから与えないようにすべきでしょうが、万一口にする場合はおとなしく座った姿勢で落ち着いて食べることが必要でしょう。


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