熱中症にご注意を!

 記録的な連日の猛暑で、熱中症の患者さんが続出しているという報道が目立ちます。

国立環境研究所の調査では、救急車で運ばれた人が3,000を超え、2,000年に調査が開始されて以来最高記録となったことが分かっています。

地球温暖化などによる気象異変がこのまま進むようならば、2,040年には都内だけでも、最大5000人の患者さんがでるものと予想されています。(8月24日、産経新聞)

熱中症は炎天下でのスポーツや労働などで起こりやすいと考えられていますが、高齢者や赤ちゃんは比較的涼しい室内においても発生することがあるので、要注意です。特に高齢者は咽喉の渇きを感じにくく、水分摂取が不足がちになりやすいので、こまめに水分を補給することが大切です。

熱中症は高齢者のみならず強壮な青年をも襲い、8月17日には東大阪市でラグビー部員が命を落としています。

8月11日に兵庫県豊岡市で38.6℃を記録したのをはじめ、その後、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市では、国内観測史上の最高気温40.9℃を記録して、74年ぶりに記録更新となりました。

気象庁は昨年11月、最高気温が35℃を超えた日は「猛暑日」という用語を使う方針を決めましたが、この猛暑日は、90年以降に急増9706年の10年間で全国主要都市において335日と、6776年の121日の3倍近くにもなっているのです。

なぜ これほどまでに暑い日ばかり続くのでしょう?

昨年は長引く梅雨、夏の猛暑と北冷西暑が話題になりましたが、記録的な異常気象が毎年のように起きているのは、「たまたま」ではなく、地球温暖化と関係しているという見方が一般的です。

気象庁は6月11日に、南米ペルー沖で海面水温が下がり、世界的な異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」が確認されたと発表、太平洋高気圧が活発化して夏の気温は平年より高めに推移するものと予想されていました。

ラニーニャ現象というのは、太平洋赤道域東部の海面温度が平年より低くなる現象で、反対に高くなる「エルニーニョ現象」とほぼ交互に起きるという特徴がみられます。

それにしても驚くべきは予測精度の高さです。今年の3月には米海洋大気局(NOAA)の気象予測センターは、2〜3ヶ月以内のラニーニャ現象の発生を予測していましたし、気象庁も4月には同様の監視速報を発表していて、事実その通りになっているのです。

熱中症の予防には、帽子や吸湿性の良い下着を着用し、できるだけ直射日光を避け、こまめに水分それもスポーツドリンクなどを補給することです。運動は急激に始めるのではなく徐々に進めて、35℃以上になったら中止するという勇気も必要でしょう。

なお熱中症については、7月13日のトピックにも記載されていますのでご覧ください。


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