連日の猛暑 熱中症に注意

2010.7.20    
            

 気象庁は7月17日、近畿をはじめ九州北部、東海、関東甲信などの梅雨明けを宣言しました。

 

 近畿の梅雨明けは平年より2日程度早いそうですが、先月13日の梅雨入りから今月16日までの総雨量は京都で604_と平年の約2倍、各地とも軒並み平年を上回り、広島の記録的な集中豪雨の被害のように悲しい知らせも少なくありません。

 梅雨が明けると水銀柱はうなぎ登り、兵庫県豊岡市では17日に最高気温が35.2℃に達し、近畿地方では今年初めての「猛暑日」になりました。

 

 1日の最高気温が25℃以上の日を「夏日」、30℃以上を「真夏日」、夜間最低気温が25℃以上の日を「熱帯夜」と呼んでいますが、気象庁は2006年、1日の最高気温が35℃以上の日に「猛暑日」という用語を使うことに決めました。

 これは、地球温暖化や都市化の影響で、最高気温が35℃以上になる日が90年以降急増9706年の10年間は主要都市(東京、大阪、名古屋、福岡)合計で335日と、6776年の121日の3倍近くになっているのだそうです。

 

連日猛暑が続くと、熱中症がとたんに増加します。

熱中症予防のために何か分かりやすい言葉はないかということで、「猛暑日」という用語が採用されたのだそうです。

 熱中症は、体温を調整する仕組みが破綻し、体温が著しく上昇した状態のことで、時には死に至る危険性もあるので、何よりも「予防」が大切です。

65歳以上の高齢者が死亡数の6〜8割近くを占めていますが、4歳以下の乳幼児も要注意年齢です。猛暑日が連続した2007年には904人の方が亡くなられ、現在の方法で統計を取り始めた1995年以降で最多であったということです。

 

 熱中症対策で最も重要なのは、「のどが渇く前に『水分補給』を」 ということでしょう。

 熱中症は、「暑さ指数」が高くなると増える傾向にあるといわれています。ただ2008年は、それほど暑くなく発症条件がそろっていないのに熱中症が増加した年でした。これは、気温の乱高下が激しく体がついていけない状態であったためと説明されています。ですから、暑さ指数だけではなく「気温差」や「湿度」にも考慮し、スポーツでは屋内種目でも起こる可能性があることを認識しておく必要があります。

 「暑さ指数」(WBGT)とは、気温や湿度、気流などから算出される指数で、2006年から環境省の「熱中症予防情報サイト」 (http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/)で実測値と予測値が公表されています。