名ばかりの9月 猛暑衰えず

夏ばて対策を

2010.9.14
                               
    

  9月に入っても厳しい暑さは衰える気配なく、5日には、京都府京田辺市で39.9℃という9月の過去最高記録まで出る始末です。

このため熱中症で救急病院に搬送される人が後を絶たず、運動会の練習中に暑さで倒れる生徒も少なくありません。全国の学校のエアコン設置率は10.2%くらいといわれ、暑すぎるために運動会の練習そのものが難しくなって、運動会を延期する学校もあるそうです。

 9月11日の日経新聞は、「猛暑に負けない方法は」と題する特集を掲載し、夏ばて対策の15ヶ条を記事にしています。そのランクをそのまま紹介させて頂きますので、疲労の蓄積を解消する参考にお役立ていただきたいと思います。

1位 水分をこまめに取る

2位 3食をきちんと取る

3位 夜の睡眠を十分取る

4位 昼寝をする

5位 氷枕や保冷剤などで首筋を冷やす

   6位 体を動かし、汗をかくのをいとわない

   7位 遠出をせずに家でゆっくり過ごす

   8位 冷房の温度を高めに設定する

   9位 ぬるめの湯にゆっくりつかる

10位 早寝早起きに努める

11位 ニンニクを積極的に摂取する

12位 朝夕や睡眠中などは冷房を切る

13位 ストレッチで体をほぐす

14位 野菜や果物を多く食べる

15位 エアコンや扇風機の風に直接当たらない

 

この結果は、9月2〜3日にインターネット調査会社を通じて全国の成人男女1030名に質問、何らかの対策を講じたと答えた948名から寄せられた回答の集計だそうです。40の選択肢から少しでも効果があると感じた対策と、その中から最も有効な方法を一つだけ挙げてもらった答えの順位です。

 回答した人の72%が夏バテを実感し、そのうち86%の人が9月に入っても夏バテが続いている(かなり残っているが184人、少し残っているが457人)と答えたそうで、9月の残暑のすさまじさを伺わせる数字といえるのではないでしょうか。

 1位、2位とも口にするものが挙げられていることから「食生活」の重要性の認識が高いといえますが、猛暑疲れの原因として「体外流出による水分とミネラルの不足」や、「消化機能の低下による栄養不足」があるという専門化の指摘も紹介されています。

第9位にぬるめの湯につかることの大切さが挙げられています。

記事では触れられていませんが、湯船に入らず、簡単にシャワーで済ますことが少なくはないでしょうが、湯船につかることは、血液循環促進効果や毛穴が開いて老廃物の排泄も促進されるといった効果も無視するわけにはいかないようです。

 余りにも暑すぎるお湯は、交感神経を刺激して血圧を上昇させ、筋肉も収縮、エネルギー消費を高めてかえって疲れを増強する結果になりかねません。さらには、高温の湯が血液の粘り気を強めて血栓をつくりかねず、脳卒中や心筋梗塞の危険性を高める危険性も否定できません。

ぬるめの湯での半身浴は、副交感神経の活動を高め、精神状態を鎮めるといった効果もあり、理想的と言えるでしょう。