はしかにならない! はしかにさせない!

                                                         

                                                                     2011.4.26

  これは、IDSC(国立感染症研究所 感染症情報センター)のキャンペーンで、426日のHP緊急情報 『麻疹が流行しています』の副題です。

同センターの情報によれば、4月17日以降、東京、神奈川を中心に麻疹(はしか)の急激な流行が観察され、今後、大型連休で人の往来が激しくなれば更に流行が拡大するのではと危惧されています。

 215日の当HP「はしか輸入国?」というコラムを紹介しましたが、今回の流行では、フランスやスペインなど欧州での流行の影響を受け国内に持ち込まれた例が多く、事実、患者から検出されるウイルスもヨーロッパ圏タイプが少なくないようです。

15週の報告数は、東京都で14人(1〜14週累計24人)、神奈川県で6人(同11人)と激増。このうちワクチン接種歴なしが両者で計17人(34.7%)、接種歴不明が15人(30.6%)となっています。

全国情報では、1〜15週累積報告数128人中、1回接種ありが40人、2回接種ありが9人と、ワクチンを接種しているにもかかわらず発病した人が少なくないようです。

2007年の全国的流行の時には、10代、20代の患者が相次ぎ、全学休講にした大学が続出したのは記憶に新しいことですが、この時は、ワクチン未接種者や、年を経るにつれて抗体価が下がって発病防止には不適当となった成人が多かったようです。

今回の流行では既接種者で感染した人が乳幼児にも目立つという特徴が挙げられ、接種しても抗体ができない人が数%あるのは事実とはいえ、やや多すぎる感は否めません。

麻疹は感染力が非常に強く、同じ部屋にいただけでも感染することがあります。

予防するにはワクチン接種しかなく、接種率を95%以上に高めることが必要とされてはいますが、1歳児の接種率は9割程度と低く、第2期(小学校入学前の1年間)、第3期(中学1年相当。200841日から5年間の期限付き)、第4期(高校3年相当。同)の接種率は更に低迷、WHOに提唱する「はしか排除」には道遠しの感が強いようです。

センター(IDSC)HPには、『麻疹・風疹ワクチン なぜ2回接種なの?』、『1歳のお誕生日のプレゼントに麻疹・風疹ワクチンを』、『小学校入学前に2回目の麻疹・風疹ワクチンを!』という!提唱が掲げられていますが、是非とも守って頂きたいと思います。


国立感染症研究所 感染症情報センターホームページの麻疹関連情報は
   http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html  でご覧ください。