手足口病 大流行

                                                                 2011..

  梅雨明け間近か、猛暑日が続く中、「手足口病」の流行が目立っています。

 大阪感染症情報の第25週の報告でも定点あたり5.4、報告数第1位の1,060例を数え、前週に比べて51%の増加です。

 コクサッキーAが原因ウイルスとみられる全国的な流行の広がりも観察されるようです。

今季の特徴として高熱が出る症例が多く、発疹の形や分布も例年の手足口病とは様子が随分違うように思われます。

熱が1〜2日続いてから遅れて口内炎や発疹が出現するタイプや、口内炎が先行し後から皮膚にブツブツが出始める例も少なくないようです。例年ほどノドや口腔の痛みを訴えないのだけが救いですが、熱のハナのように口の周りにブツブツが見られるものや、顔のあちこちに疹が拡がるものもあります。

中には手足口病というのがはばかられるくらいに上腕部、太もも、ふくらはぎなど四肢全体に発疹が広がるものや、脇の下、腰や背中いっぱいに疹が見られる子どももあり、中には「みずぼうそう(水痘)」と誤診されるくらいに水疱やカサブタ、トビヒ様の変化が目立つ症例も観察されます。

長い小児科医生活でも覚えがないくらいの臨床像で、手足口病という表現が適切かどうか疑問に思われるくらいの症例が少なくありません。