インフルエンザの流行 そろそろピーク?

                                                                                    2012.2.7

  インフルエンザの全国的流行が、毎日のようにテレビで報じられています。

 国立感染症研究所・感染症情報センターのまとめでは、全国約5000のインフルエンザ定点医療機関から集計されたインフルエンザ患者数が、第3週(1月1622)は1定点あたり22.37人で第2週7.33人の約3倍に、第4週(2329)には35.95人となって、前週比1.6倍と急増していると報告されています。

 1定点あたり30人超は警報レベルに相当し、昨シーズンの最多週の31.88人を既に上回っています。全国の285ヶ所(42都道府県)の保健所地域がこのレベルを超えて、推計患者総数は約173万人に上るとみられています。

このうち特に報告数が目立つのは、74.88人の福井を筆頭に、高知(66.69)愛知(60.48)、三重(54.58)、岐阜(49.87)と続き、これを年齢層別にみると、59歳が28.9%で最も多く1014歳が19.1%0415.0%がこれに次ぐ構成となっています。

 流行のもとになっているウイルスは、90%A香港型で、先週あたりからBの流行が加わって、一部の地域ではB型インフルエンザの流行による学級閉鎖が拡がっているようです。3年前に大流行してパニックを起こしたH1N1型は1%以下で、今のところ流行拡大の気配は見られません。

 インフルエンザワクチンは万能ではないので接種を受けていても罹患する児童は少なくはありませんが、接種した人は内服薬タミフルや、吸入薬リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬の使用によって比較的早く解熱する傾向が見られるようです。

 マスクやうがいの効果は限定的で、石鹸と流水による手洗いや擦り込み式のアルコール消毒薬による予防策を守ることも大切でしょう。解熱してもすぐにウイルスが体内から消えるわけではない処から、解熱しても2日間は登園・登校を控えるきまりとなっていますが、登園・登校基準の解釈の違いから医療機関によって隔離期間や対応に混乱が見られ、基準の統一を急ぐ必要が求められるでしょう。