7ワクチン 定期接種化へ前進

                  2012.5.29  

ヒブ(Hib :インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんの3ワクチンの定期接種化が検討されていることは先週お伝えしましたが、この3ワクチンを含む7つのワクチン(+水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜ、B型肝炎、成人肺炎球菌)を新たに定期予防接種の対象とすべきだとする提言が、23日、厚労省の厚生科学審議会予防接種部会でまとめられました。

 

上記3ワクチンは国の緊急事業として今年度末まで補助金でカバーされていますが、「2013年度以降も円滑な接種が行えるように」最優先で定期接種にすべきだと提言されています。

 厚労省は、今国会に改正予防接種法案の提出を視野に入れつつ、市町村など関係者との調整を図る意向と言われていますが、「継続的な接種に要する財源の確保が必要」との観点から、費用負担に関する自治体との協議がすんなり運ぶかどうかは不透明です。

これら7ワクチンの定期接種化が実現してなんとか先進国の予防接種の水準に近づき「ワクチンギャップ」が解消されることになるわけですが、定期接種化に格上げされた場合、現在実施されている国の補助金がなくなって市町村の支出増となるため、体力の弱い自治体では対応できず、保護者の自己負担が生じるケースも予想されることになります。