トリプルパンチ!

PM2.5(微小粒子状物質) 汚染深刻

                                                                      2013.3.5

 

  中国では、PM2.5による大気汚染が深刻になっています。

PM2.5の濃度は日本の基準の20倍以上にもなり「北京ぜき」が流行語に。1月でスモッグがなかったのはわずか5日間にすぎず60年間で最悪、2月17日の春節明けの北京は視界500bで「重度汚染」警報が発令されているようです。

経済成長を優先し環境対策を先送りしてきたツケが根本的な原因であると言われていますが、工場の環境対策、硫黄分の多い低品質のガソリン、暖房用の石炭の過剰使用、などが汚染の主因とみなされています。

 わが国の環境省の専門家会合は27日、大気中のPM2.5濃度が1日平均で環境基準値の2倍超えると予測される場合に、外出や屋内の換気を控えるよう呼びかける暫定基準をまとめました。早朝の濃度が85?cを上回る場合には1日平均濃度が70?cを超えることが多いというのが基準の根拠となっているようです。09年に環境基準は策定されていたのですが、観測局数は目標の1300ヶ所に届かず約550ヶ所にすぎません。

PM2.5濃度が1立方bあたり70?cを超えた日は、全国で20102011年の2年間は19回、今年1月から2月初めにかけては16日もあったということです。

中国に近い九州は特に警戒を強めていますが、九州、中四国、近畿といった西日本で基準値を超えることが多く、その割合は2012年1月と13年1月ではほぼ同程度で、増加傾向にあるかどうかは更なる分析が必要とされています。屋久島や蔵王の樹氷からもPM2.5が検出されるというから驚きで、1月31日には全国の測定局の約3割で基準値を超えたということです。

福岡市は定期的にPM2.5の値をチェックし、PM2.5の測定データを市民に公表するとともに、国の基準値を超えた場合には園児を園外に出さない方針を全国で初めて打ち出しました。

春になると偏西風に乗って日本への汚染物質の流入が激しくなるとともに「黄砂」も飛来し、その相乗作用で健康被害が深刻化するという懸念が高まっています。さらに、花粉とPM2.5がくっつくと汚染物質は、花粉が細裂してより小さな粒子になり、アレルギーを引き起こしやすくなるという懸念もあり、花粉飛散情報に注意する必要がありそうです。

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環境基準を超えても直ちに健康に影響するわけではないようですが、日常的な対策としては、必要でない限り外出は自粛すること、マスク着用、換気の自粛、ぜんそくやアレルギー疾患がある人は特に注意を払うことが求められています。

@    うがいと洗眼

A    洗濯物はできるだけ外に干さない

B    空気の入れ替えを控える

C    車の運転時は窓を閉める

D    洗車も控えて後日に   というのが注意点だそうです。