トンでもない話 ?

豚流行性下痢と豚肉高騰

2014.7.22 

 昨年来、飼育中のブタがウイルス性の豚流行性下痢(PED)にかかり、37道県で約12万頭も死んだと伝えられています。

PED自体はブタにだけ感染し、子豚の死亡率が高くなることもあると言われていますが、ヒトには感染することはなく、PEDにかかった豚肉が市場に出回るおそれもないそうです。

日本ハムや伊藤ハムなど大手をはじめ、原材料価格の高騰を理由にハムやソーセージの平均10%の値上げに踏み切ったということです。

スーパーなど末端小売レベルでの値上げは目立たないとはいうものの、今後、4月の消費税増税とのダブルパンチで家庭への影響は避けられそうもありません。

PEDの影響で米国における豚肉価格が高騰し、日本国内市場の卸価格も前年比で約2割も上昇、国産豚の出荷減も手伝って秋頃まで高値圏で推移する見通しということです。

豚肉といえば、米国が、牛肉とともにTPP(環太平洋経済連携協定)を巡り大幅な関税引き下げを迫っている対象品で、豚肉業界は米国でも政治力が強く、日本の「差額関税制度」(国内販売価格を一定水準に維持する仕組み)の撤廃を要求するという強硬論も強く、交渉の不透明感が強まりかねない状況なのだそうです。