スワ!エボラ出血熱 日本上陸か?

検査結果はシロ!

2014.10.28  

28日朝のテレビは、エボラ出血熱の報道一色となりました。

27日午後、8月中旬から2か月間、西アフリカのリベリアに滞在し、ベルギー(10日間滞在)、ロンドン経由で東京に降り立った40代の日系カナダ人男性ジャーナリストが37.8℃の発熱を来していたため、エボラ出血熱の疑いがもたれ東京は大騒ぎとなりました。

 武蔵村山市の国立感染症研究所での徹夜の検査で、エボラの疑いはないという結論が出て205人の同乗者を筆頭に国民もホッと胸なでおろした瞬間でした。今後こういうケースが続出する事態も予想され、水際作戦を初め困難な対応を迫られることになるでしょう。

 CDC(疾病対策センター)が、来年1月末には感染者が50万人を超える可能性があるとする試算を公表し全世界が流行に過敏になっているなか、WHO(世界保健機構) 21日、早ければ来年1月にも感染が深刻な国でワクチン接種を開始する意向を示しています。

 ワクチンはGS(グラクソ・スミスクライン:英国)NIH(米国立衛生研究所)の共同開発ワクチン、カナダ保健当局が開発したVSV-EBOVの2種類が予定されており、米医薬品大手のJ&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)も開発中のワクチンの臨床試験を開始して追随することを発表しています(1023日、日経夕刊)

年明けにも数万人が未承認ワクチンの投与を受けられる可能性があるようですが、ワクチン供給量が限られているため、まず医療従事者への投与を優先する方針で今後はワクチン確保が課題となりそうです。

 フランス人の女性看護師やスペインの女性看護師など欧州の4カ国で4人の患者に、日本で開発された抗インフルエンザ薬「アビガン」(富士フィルム/富山化学)投与され、効果が認められたことで国際的な注目が集まっています。ギニア政府も11月から、60人規模でアビガンの治験を始める予定だそうです。

富士フィルムでは2万人分の在庫と30万人分の薬剤原料を確保しており、追加生産の態勢も整えているとのことです。

 厚労省はエボラ出血熱の水際対策の強化のため、リベリア、ギニア、シアラレネの3ヶ国からの帰国者に対し、患者との接触歴が無くても、帰国後21日間は1日2回、体温や体調を検疫所へ報告するよう義務付ける方針を決めました。(1021日、各紙)

 さらに政府は14日、感染症の検査体制の強化に向け、エボラ出血熱など国民の健康に重大な影響を与える恐れのある感染症が疑われる場合には、患者から強制的に血液などの検体を採取することを認める内容の感染症法の改正案を閣議決定し、今国会での成立を期しています。