身の回りには危険がいっぱい!

子供の事故を防ぐには

2016.7.5

 ベランダからの転落事故、カーテンひもの首まきつき事故、家庭での感電事故、洗濯槽への閉じ込め、子供の薬誤飲子供の事故に関する報道が最近はとくに目につくようです。

 

 子供の事故については、「高所平気症」というタイトルで転落事故についての話題をお知らせしたことがあります(2015.11.10)。マンションの高層階に住んでいるなどで、高さに応じて危険性を判別する感覚が育ちにくく、フェンスから身を乗り出しての転落事故につながりやすいという話でした。

 人口動態統計でも、不慮の事故は「1〜4歳」の死因の第2位、「5〜9歳」の死因第1位になっていることにも触れました。

 東京消防庁の調べでは、東京都内のマンションのベランダや窓から転落して救急搬送された5歳以下の子供の数は、平成2327年の約5年間で114人、このうち10階から転落した1人は死亡し、51人が重篤・重症だったというのです。  

エアコンの室外機、ソファなど、ベランダや窓際にあった物によじ登るとか、干していた布団とともにというケースも報告されており、足場になりそうな物をベランダや窓際に置かないこと、子供の手が届かない位置に窓の補助錠をつけることなども有効と書かれています(5.30、産経夕刊)

転落事故に限らず、毎年300人以上(2014年は371)の子供(14歳以下)が事故で命を落としているそうです。ただ事故情報は消費者庁、厚労省、消防庁、警察庁などがそれぞれ別に収集、保有しているために殆んど共有されておらず、縦割りの弊害が目立つことから連絡会議が発足、関係省庁が情報を共有し、横断的に取り組むことになったそうです(6.18、毎日新聞)

 情報を共有し事故データを分析し活かすことが重要で、「消費者に注意喚起をするだけでは絶対に事故は減らない」という専門家の意見も紹介されてします。

事故防止に親がどれだけ配慮し気遣っているかも事故を減らすための大きな分岐点になるのではないかと思います。いくら情報を集約し注意を喚起しても、

親がのんびり屋なら子に注意することも余りないでしょう。世代間連鎖というか、そんな親に育てられた子は将来親になっても事故に対する警戒心の薄い親になりかねず、「用心深い親育て」がまず事故防止に重要なのではないでしょうか。交差点を平気でスマホ歩きしている人を見るたびにその思いを強くします。