子供・高齢者 体力向上

7579歳男女の体力・運動能力 過去最高を更新

2016.10.14

1010日は体育の日、3連休でスポーツに励まれた方も多いと思います。

スポーツ庁は体育の日を期して、「体力・運動能力調査」の結果を公表する慣わしとなっています。今年も109日に、2015年度の結果が発表されました。

体育の日は、52年前の昭和39(1964)1010日にアジアで初めての東京五輪が開催されたのを記念して定められ、昭和41年に国民の祝日とされたのです。「体育の日」が平成12年から10月の第2月曜日に変更されたことや、東京オリンピックとは縁遠い若い世代が増えてからは、「記念の日」という色合いが薄くなった感がしないでもありません。

「国民がスポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」を謳い文句に、スポーツを通じた健康増進が進められていますが、2020年東京オリンピック開催の決定でその流れは追い風となりそうです。

体力作りに精を出す高齢者を街で見かけることも珍しくはない近頃ですが、60代後半の女性、70代後半の男女の体力調査は過去最高となっています。

ところが、日本人全体としては体を動かすことが少なくなり、「週1日以上運動する」人の割合も40%と低く、特に若い世代では昭和60年度と比較すると減少幅が大きくなっているというのです。

特に若い女性に運動離れの傾向が目立ち、17歳では60年度の69.0%より28?以上低い40.7%と極端で、逆に40歳代後半以降では世代が上がるにつれて男女とも上昇しているようです。スポーツジムなどではマシーン相手に格闘している若い女性を見かける機会は多いのですが・・・。

WHO(世界保健機関)には、1週間に30分未満しかジョギングなどの適度な運動をしない場合を「運動不足」とする基準がありますが、日本人の15歳以上の65%がこの「運動不足」に当てはまり、死者全体の約8割に当たる約90万人ががんや糖尿病などの非伝染性疾患によるもので、運動不足もその要因となっていると分析されています(2008年統計)

運動をする人と全くしない人に二極化するなかで、791119歳の女子は各調査種目の合計点が過去最高を記録するなど、1998年度以降ほとんどの年代の子供は、運動能力の向上傾向が続いています(1010日、産経)

08年度から小学5年と中学2年全員に体力テストを始めたことや、学習指導要領改定で09年度以降、体育の授業が増えたことなどにより、子供の体力向上に結び付いているのではないかとスポーツ庁は分析しています(同、毎日新聞)