お餅、節分の豆まき・・・次から次へと

窒息事故にご用心

2017.2.7

 門松が街から消えたと思ったら早や2月、2月3日は節分でした。

節分といえば恒例の「豆まき」。豆を咽喉(ノド)に詰めて窒息寸前の子供の搬送で救急車は大忙しというのが例年の常、今年はそのような報道も余り見かけませんでした。

 季節を分けるという意味の「節分」は年4回あるそうですが、江戸時代以降は、もっぱら立春(24)前日を節分とする慣わしとなっています。

季節の節目には邪気が生じやすいため、その邪気()を追い払って悪霊ばらいをすべく、「福は内、鬼は外」の掛け声とともに豆を撒き、その豆を年齢の数だけ食べると一年の無病息災がかなえられるという故事にならっているのです。

 豆は体を丈夫にするばかりか魔除けの呪力を備えているというのに、ノドに詰めたのでは世話ありませんが、気管が狭く、噛み砕く力も弱い子供にとって豆は難物です。気道に誤嚥された豆はふやけて気管に食い込みますます取れなくなります。時には全身麻酔下の外科手術が必要な場合もあります。

「3歳頃までは、豆類を食べさせないように」という専門家もおられるようで、事実、国立成育医療研究センターには、平成17年〜28年の12年間に、異物を気管などに詰まらせて受診する子供(0〜11)75人あり、そのうち44人は豆類が原因だったそうです (1月24日、産経)。大豆やピーナッツは固くて滑りやすく、誤って口に入れると気管や気管支にまで入り込みやすい」とこの記事は解説しています。

 豆に限らず中に豆が入っているチョコボールも同様で、誤嚥のもと。小さな袋に小分けにした豆や、たまごボーロでの代用とか豆まきのかかお工夫はされていますが、拾い残した豆を子供が誤って食べることのなきよう注意が必要です。

 餅を食べる機会の多い新年、お年寄りが餅をのどに詰まらせて救急搬送されるのも新春恒例の椿事です。東京消防庁によると、平成2327年の5年間に、都内で餅や団子をのどに詰まらせて救急搬送されたのは562人、年間100人前後が運ばれ、65歳以上の高齢者が約9割を占めると報告されています(1.7日、産経)

 この記事には、@餅は食べやすい大きさに小さく切る、A急いでのみ込まず、ゆっくりとかんでのみ込む、B乳幼児や高齢者と食事をするときは注意を払い、

万一の時は、背中をたたいて詰まった食べ物を吐き出させる「背部叩打法」という応急手当が紹介されていますが、真っ逆さまにして体を叩くのはかえって良くないようです。