スギ花粉 飛散が本格化!

花粉対策は万全ですか?

2017.2.21 

 スギ花粉が飛び散り始める状態を示す「花粉前線」が北上中だそうですが、日本気象協会の予測では、今春のスギ、ヒノキなどの花粉の飛散状況は前年の約3倍で「西高東低」、西日本を中心に飛散量が多いとみられています。

 年が明けたと思ったらもう花粉の季節かと憂鬱になる方もおられるでしょう。

花粉飛散量が多くなると、花粉症の人が外出を控えることになって外食産業や観光に影響が及んで、3月は消費が押し下げられるとも言われています。

ただ飛散量と花粉症の重症度は必ずしも比例はしないそうです。

花粉症は今や国民病。花粉症のもととなる植物は約60種以上とみられていますが約7割はスギ花粉が原因で、子供の3人に1人は花粉症とされ、年々低年齢化が進んでいるのが現状です(2012年4月10日、2014年3月25日の本欄参照)

黄砂の飛来量の多い日にアレルギー症状が悪化しやすいという事実や、PM2.5(微小粒子状物質) DEP(ディーゼル排気微粒子) の気道暴露が喘息の増悪に関係しているという推論も上記の記事の中で触れています。

花粉は屋外だけの問題だと考えている人も少なくないようですが、衣服や髪についた花粉が家の中に持ち込まれてアレルギー源として作用することは間違いなく、ポリエステルなど表面がスベスベして花粉が付きにくい素材の上着にし、花粉やホコリなどをよく払ってから入室する、布団や洗濯物はできるだけ室内に干す、室内の掃除をこまめに徹底して進めることなどが大切な対策として強調されています。

マスクをするだけで吸い込む花粉量を3分の1〜6分の1に減らせるといいますから、マスクの効果は抜群です。0.9%生理食塩水による「鼻うがい」の効能も高く、花粉カット眼鏡の装用(花粉を3分の1にカット)、スポンジ状の鼻孔用フィルター、除静電気スプレーなどの花粉症対策グッズの重要も堅調のようです。要するに花粉にできるだけ接触しない工夫が大切なのです。

スギ花粉のエキスを口に含んで花粉症を治す「舌下免疫療法」も、201410月に健康保険適用となってから広く用いられるようになってきました。通常2〜3ヵ月で効果が出始め、8割が改善(著効26%)という厚労省研究班の報告もありますが、最低でも2年間は毎日服用が必要という煩わしさが難物です。

花粉症の増加に伴い、果物やセロリなどの果物や野菜のアレルギー「花粉・果物アレルギー症候群」が増えている実態が報告されています。

食べ物に含まれるアレルゲン(アレルギーを起こす物資)が、花粉に含まれる原因物質と構造が似ていて、免疫の仕組みが食べ物にも反応するからではないか(交叉免疫)と考えられています。果物や野菜で症状が出る人には、ほぼ花粉アレルギーがあることもわかっているそうです。(2.15、毎日新聞)

西日本でのスギ花粉飛散は3月中旬頃までだそうですから、もうひと頑張りという処でしょうか。