クーラーと冷房病

 梅雨明けの猛暑にうんざりする頃になると、体がだるいとか、なんとなく体調もすっきりせず、食欲もないといった訴えのお子さんが目立つようになります。

 こういった症状の中には、冷房病とか、クーラーあたりというケースもあるようです。

大人でさえ冷房病にかかって、体のだるさやめまいを訴え、動く元気もない、食欲もなくなったという人が少なくないようですから、体温調節機能の発達が十分ではない乳幼児が冷房病にかかるのはやむを得ないのかもしれません。

冷房病も夏バテの一種と考えていいのでしょう。

冷房のよくきいた部屋の中と外とでは温度差が大きすぎ、部屋への出入りが激しい子どもにとっては、余計に体の負担になるようです。

その結果、自律神経の失調状態が生じ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、「冷房病」が起こるのではないかと考えられています。

 夏ばて予防のポイントとしては、

@クーラーの設定温度を、昼は「外気温より5℃低いくらい」に抑えて、極端に冷えすぎないようにする。

  十分な睡眠寝る時のエアコンは、タイマー設定にするよりも、26〜28℃程度のゆるめで一晩中運転し続けて、室温を一定に保ったほうが安眠には良いという意見もみられます。

A水分はきちんと補給。ただし冷たい飲み物は控えめに、ゆっくりと飲むようにする。

飲む量を減らしても、汗の量には余り影響しません。

清涼飲料水の飲みすぎは、胃液の分泌を抑え消化機能を損なって、食欲をなくす原因となります。

  ジュースや緑茶類よりも、紅茶など体を温める作用を持った飲み物、牛乳を選ぶ。

B運動をする時は、運動前に、単なる水ではなく、スポーツドリンクなどを先ず100ccほど飲んでから、汗の程度に応じて適宜追加して、「熱中症」の予防をする。

C食事は、たんぱく質に富んだ栄養バランスのよい食事を。

神経の機能を正常に保ち、疲労回復に効果のあるビタミンB1、ストレスに対する抵抗力を高める作用があるビタミンCなどを積極的に摂るように心がける。

D外出時には、必ず帽子をかぶるようにする。

   E適度の汗は体温調節のためにも必要。汗はこまめに拭き取ることが大切です。

汗を吸いやすい肌着Tシャツを着用し、濡れれば早目に着替える。

F急に暑くなった日や、熱帯夜の翌日に注意する。

Gシャワーですませずに、ぬるめのお湯に長めに入浴するように心がける。

  入浴は就寝3時間前に、そしてゆっくり体を冷やしてからベッドへ。

  風呂上りの良く冷えたクーラーは気持ちのよいものです。しかし、気持ちがいいからと、急にクーラーの前で体を冷やさないよう。

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