ハムスターに指かまれ死亡 !!  

 今年2月、埼玉県に住む40代の男性が、飼育していたハムスターに指をかまれた直後にぜんそくの発作が起きて意識不明となり死亡したということです。

 同様の事態は、スズメバチに刺されたり、そばアレルギーの人がソバを食べて、急に発疹、呼吸困難や意識障害、血圧低下などのショック症状をきたす時にもみられ、循環器や呼吸器が機能不全を起こす「アナフィラキシーショック」と呼ばれています。

同じアレルギーといっても、皮膚にだけ見られるようなジンマシンなどとは違い、全身症状が強く、時に死に至るという点に特徴があります。

初めて咬まれたり、ハチに刺されたりという場合は問題はないのですが、一度咬まれたり刺されたりすると、ハチの毒やハムスターのだ液に含まれるたんぱく質などの異物(抗原)に反応する免疫物質が体内に形成され、再接触した際に急激に(数分〜十数分)アナフィラキシーを起こして全身反応が出現するのです。

この男性も、ハムスターに何度もかまれた経験があるようです。アニメ人気で飼育者が急増したせいか、ハムスターにかまれてショック症状を起こす例は平成12年頃から増え初め、13年の4月には広島県の12歳女児がアナフィラキシーショックを起こしていますが、幸い一命は取り留めたとの事です。

ハムスターに限らず、ットにかまれないようにすることが何よりも大切で、急に驚かせるような動作をすると咬まれやすいと言われていますから注意しましょう。

アナフィラキシーではありませんが、平成13年の5月には、大阪府内の11歳の男児が夜店で買ったハムスターを飼育し始めて8日後に発熱と全身の痛みを訴え、呼吸困難や多臓器障害で入院。

原因はレプトスピラというネズミなどがもっている細菌による感染であったことが分かっています。

また、平成14年末には南米ボリビアでハムスターが飼い主を咬んだ翌日に死亡し、狂犬病に感染していたことが分かっています。日本には南米からの輸入はないようですが、2001年の1年間だけで、主にヨーロッパから100万匹以上のハムスターが輸入されたそうです。

また、プレーリードッグにかまれてもショックをおこすことがありますが、野兎病に感染していたり、寄生するノミがペストを媒介したりするという外国の例も報告されていますので注意が必要でしょう。



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